2008年7月10日
*この報道用資料は、スイス・ジュネーブ(現地時間:2008年7月10日)に発表されたリリースの抄訳です。
ニューモニクス、エルピーダの300mmファブに
NORフラッシュの生産を委託
顧客ニーズに応えるために、ファンダリ契約の基本合意書に調印
エルピーダメモリ株式会社(以下、エルピーダ)とNumonyx B.V.(以下、ニューモニクス)は、エルピーダが広島に有する最先端の300mmウェハファブにて、ニューモニクスのNORフラッシュメモリを生産する、ファンダリ契約の基本合意書に調印したことを発表しました。本契約により、ニューモニクスはコストを削減しつつ、携帯電話や組込み機器に幅広く使用される大容量NORフラッシュの生産量を増大させることができます。
業界最大手NORフラッシュメモリ・メーカーであるニューモニクスは、今回の契約によって生産能力を高め、製品に対する需要、特に注力して取り組んでいる組込み機器分野で、NORフラッシュに関する市場からの旺盛な需要に対応可能となります。また、エルピーダは、世代の異なる生産技術を活用し、ファンダリと自社DRAM製造の両方を手掛けることで、生産ラインを長期的、効率的に稼動させることができます。
ニューモニクスのCEO(最高経営責任者)であるブライアン・ハリソン(Brian Harrison)は、次のように述べています。「エルピーダとの協業は、当社にとってのみならず、お客様にとっても有益な判断と言えます。当社は、NORフラッシュメモリの大手メーカーとして、最新の製造技術で最先端の製品を提供することをお約束します。エルピーダは実績あるテクノロジ企業であり、高効率な設備と高い生産能力を持つ同社との協業により、最もコスト効果の高い形で、このお約束を達成することができると期待しています」
エルピーダの代表取締役社長兼CEOである坂本幸雄は、次のように述べています。「NORフラッシュメモリ・メーカーのトップ企業であるニューモニクスとの協業を、非常にうれしく思います。同社の革新的なプロセス設計により、当社ではファブの生産設備を長期的に使うことが可能となります。エルピーダは、300mmラインにおける世界トップレベルの生産技術を活かし、高品質な製品をファンダリビジネスにおけるお客さまに提供してまいります」
ニューモニクスの製造供給ネットワークへのエルピーダの参加は、既存のお客様に長期的なサポートを提供すると同時に、さらなる成長を目指す計画の一環です。ニューモニクスは既存の200mm生産ラインから、部品の変更に伴う再認定とそのコストを望まない既存のお客様に対して、引続き十分な製品を供給することができます。一方、新たな300mmラインでの生産は、既に大きな生産量と市場シェアを持つワイヤレス市場における、ニューモニクスのさらなる成長に貢献すると期待されます。
両社は、エルピーダの広島工場において技術移管と開発プロジェクトをまもなく開始し、来年半ばの生産開始を目指します。エルピーダは、月間約12万枚の生産能力を持つ世界有数かつ最先端の300mmファブで65ナノプロセスを使った生産を行い、将来的には45ナノプロセスでの生産も予定しています。最先端のリソグラフィ装置と業界をリードする300mmウェハは、ニューモニクスにとって大きな競争力となります。
米調査会社、アイサプライ(iSuppli Corp)のシニア・アナリスト、マーク・ディヴォス氏(Mark DeVoss)は、次のような見解を述べています。「NORフラッシュ市場の成長は、これまで携帯電話に牽引されてきましたが、近年、同分野では成長が鈍化しつつあります。しかし、組込み機器市場の成長はNORフラッシュの生産量増加の必要性を促すと考えられ、ニューモニクスが実績豊富で信頼のおけるエルピーダのようなメーカーと協業して生産量を確保したことは、NORフラッシュメモリ市場にとっても有益と言えるでしょう。ニューモニクスにとってこれは、まさしく効率的なビジネスの営み方と言えるでしょう。財務的に見ても理にかなっています」
本日の基本合意書に基づいて、ニューモニクスとエルピーダは最終的な交渉に入り、今期中に正式な契約書を交わす計画です。
ニューモニクスについて
ニューモニクスは、NOR、NAND、PCM(Phase Change Memory: 相変化メモリ)など、総合的な不揮発性メモリのフルラインナップを製造・設計・開発し、携帯電話および組込み機器市場で、顧客から高まるニーズに応えます。ニューモニクスは、インテル社とSTマイクロエレクトロニクス社のフラッシュメモリ事業部が有するテクノロジと製造ノウハウを結集し、大容量で低消費電力のメモリテクノロジとパッケージングソリューションを世界中の顧客に提供します。ニューモニクスに関する詳細な情報はWebサイトwww.numonyx.comをご覧ください。
エルピーダについて
エルピーダメモリ株式会社(TSE:6665)は、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)のリーディングカンパニーです。世界トップレベルの技術力により、開発・設計・製造・販売活動を積極的に展開しています。最先端の製造技術を誇る生産拠点、広島工場、台湾を拠点とする合弁企業レックスチップ、後工程として秋田エルピーダメモリ株式会社を有しています。エルピーダは、大容量、高速、低消費電力、小型パッケージなどの先端製品ラインナップにより、ハイエンドサーバ、携帯電話、デジタル家電など幅広い応用分野にお応えします。
当社に関するさらに詳細な情報は、http://www.elpida.com/ja/ にてご覧いただけます。
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